背の高い人のアウトドア

たぶん踏んだか、落としたか。よく見るとバーナーヘッドが微妙に傾いている。とは言ってもかなり昔から曲がっていることには気づいてた。別にこれが原因で爆発することもなかろうとそのままにしてあったし、上にのせたものが微妙に傾いて使いにくい以外は特に問題も感じていない。というわけで、しばらく使っても耐久性には特に問題なさそうだということは分かった。メッシュを使ってるバーナーの耐久性なんてそれほど期待してなかっただけに嬉しい誤算だ。もちろんどこかの誰かのように踏んだり落としたりした場合は別でヘッドが曲がったりすることもあるわけだけど、普通に使ってりゃ大丈夫なはず。それから、メッシュ部分は脆くなっているのでたわしかなんかでこすって洗ったりするのは御法度。

かなり酷使してきたけれど、傾いてる以外本当に何の問題もない。というか、普通に使ってれば傾くことなんてない。点火装置だって不具合もなく使えるし、プリムスより弱火の調節がしやすくて気に入っている一品。点火装置が焼かれてすぐにライターなしでは点火できなくなってしまうバーナーでも不満なく使える人もいるのだろうが、お手軽第一のガスで普段からそんな手間かけたくない私にとっては点火装置の寿命が長いってことはめちゃんこ大事。予備のライターを持って行かなければ命に関わる山行ならいざしらず、山頂でお湯わかしてお茶でも飲もうかっていうハイキングだと自然と忘れ物も増えるってもので、単体で使用可能であることってのはやっぱり重要だと思う。

EPI(イーピーアイ) ＲＥＶＯ−３７００
小さいクッカーで強い火力にしても炎があまり側面まで回り込まずに使える点も高得点。







でも、湯沸かし程度なら。

でも湯沸かし程度ならアルコールでいいかなあと思いながらバーゴのようなキワモノに手を出したり（山では不安）、トランギアは重いから嫌がってみたりしながら今に至ったわけで、サイドBに手を出したのは自然な流れかなと思う。純度の低いアルコールを使ってみたい時も多いから精密な仕組みで中を掃除できないのは都合が悪いってのもトランギアを避けていた理由の一つ。風防までセットで付いてくるサイドBはいい仕事してると思う。



そういうわけでSide-B購入。贅沢にも火力向上のための針金細工付きバージョン！これだけ丁寧な作りで2900円はかなりお得だと思う。



実際使う時はこんな感じで設置すればいいのかしら。




めらーりなんてもんじゃないほどよく燃える。こりゃすごい。でも、相当底面積が大きいクッカーじゃないと効率落ちるなこれは。小さいクッカーで使う場合はワイヤーなしのほうが燃費はよさそう。写真を撮りそこねてたけど、ワイヤーなしの場合は炎がはみ出さず、いい感じ。
燃焼テストは風のある屋外でやったのだけど、風防もしっかり機能してくれて不安はない。地面に置いた時の安定性を気にするようなことをどこかで読んだ覚えもあるがバーゴの３本足に比べればずっと安定してる気がする。大きなクッカーだと当然不安定になるが、個人的には不満のないレベル。



収納はこんな感じ。当然ながらクッカーのなかにコンパクトに収まる。



ATS加工したチタンマグの底。なんだか汚い。でも、触っても手が黒くなったりしないからよし。チタンの軽さでアルミの使いやすさ。燃費もちょっとは向上させてくれてるんじゃないかと淡い期待も抱いている。
ラーメン作るだけでも焦げ付くことがあったチタンクッカーでもATS加工してしまえば米すら炊けるくらい焦げ付きにくくなる。実際に米を炊く機会なんてまずないけれど、できるという安心感は重要。ただし、クッカーは一つなので米を炊くならおかずをどうするか考える必要はある。セラミックやテフロンコートよりATSのほうが焦げ防止に役に立つはずだし、長持ちもするのでもっと商品増えてもいいと思うのだけどEPI以外は出さないのかね。どうせ何回も使えばATSのざらざらは取れちゃうし、デメリットなんてほとんどないように思うのだけど。もしかして大人の事情？

おまけ
鹿。ぶれぶれ。